MR教育センターは27日、MRの実態と各企業による教育研修の現状についての調査報告書をまとめた。平成13年３月31日時点で実際に医薬情報の提供・収集活動をしているMR（管理職を除く）の総数（CSOを含む）は４万9212人、そのうち認定証取得者は４万6011人で、認定証取得率は93.5％となった。ほかにMR認定証を取得している管理職が4512人。また、MR以外の認定証取得者が4859人となった。246社を対象とした調査で226社が回答した。　女性MRは2076人で4.2％。女性の認定証取得率は77.2％と低いが、学歴では薬剤師と理系で９割を占める。　男性MRの学歴は、薬剤師と理系が43.6％にとどまり、文系が半数を占める。その他７％。　質の向上をめざした独自の社内MR認定制度を設置している企業は21社で全体の9.3％。しかし、今後の導入を検討している企業は50社ある。合わせると３割を超え、センターでは今後増えていくと見ている。　教育研修の内容では、導入教育、継続教育ともロールプレイングが最も多い。導入教育では以下、面接マナー、プレゼンテーション、面談スキルと続き、継続研修ではプレゼンテーション、事例研究、面談スキルがあがった。　最近増加しているMRの中途採用は117社と半数が実施、コントラクトMRは33社が採用しそのMR数は446人となった。　調査は今後、２年ごとに実施する予定。