テルモは４日付けで、米･ダイアクリン社と骨格筋芽細胞を利用した心筋機能の再生医療技術に関する開発―ライセンス契約を締結したと発表した。提携内容は、１)ダイアクリン社が開発中の、骨格筋芽細胞による心筋機能の再生医療技術についてのライセンス（特許使用権、ノウハウ、臨床データへのアクセス権など)をテルモに供与、２)ライセンスに基づく事業実施地域は、日本とアジア、３)開発は両社で共同歩調を取って進める――である。今後、両社は共同開発を進めるに当たって、臨床面で大阪大学医学部附属病院の協力を得て、08年を目途に日本で心筋再生事業をスタートさせる予定。スタートより５年後に売上100億円を見込む。