中外製薬 新人事処遇制度を導入
公開日時 2002/10/01 23:00
中外製薬は1日から、役割成果主義を軸とした新人事処遇制度をスタートさせた。従来の資格(能力)から役割基準(仕事の困難度)に評価の仕方を変えるもの。グローバルな基準への転換としている。役割基準は仕事の困難度を6段階に区分。一般社員は3段階とし人材開発を通して段階的に担当する仕事のレベルを引き上げることを目標にする。幹部社員も3段階で、果たすべき成果責任をミッションとして明確にする。これらの成果は四半期単位で面接を実施するなどで多面的かつ公正に評価される。 また、処遇については、仕事とは直接結びつかない家族手当や年齢給を廃止、基本給部分は「役割給」に一本化する。賞与は営業利益の一部を原資とする成果配分に、退職金はポイント制とし毎年の評価によってポイントが増減する成果反映制度に変える。