リリー 活性型ドロトレコジン・アルファが重篤な重症敗血症患者に有効と発表
公開日時 2002/10/06 23:00
イーライリリーは、バルセロナで開催中の第15回欧州集中治療学会(ESICM)で、2つ以上の臓器不全を起こした、より重篤な成人重症敗血症患者の治療で、活性型ドロトレコジン・アルファが死亡の相対リスクを22%減少させたと発表。ドロトレコジン・アルファは、遺伝子組換えによるヒト活性型プロテインCで、日本では帝人と日本イーライリリーが共同開発を行うライセンス契約を締結している。 また、活性型ドロトレコジン・アルファについて、欧州全域から集められた医療費のコスト効果を示すアブストラクトも発表。仏・独・英のデータ分析結果は、同剤を使用することで、これまで救命できなかった患者の生命を12~20年伸ばし、回復期のケアに関してコスト的なメリットもあることを示している。