米バクスター、腎臓病奨学プログラム受賞者に日本人も
公開日時 2002/10/15 23:00
米国バクスターは10月15日、国際腎臓病学会と共同で昨年10月に設立した「リーナル ディスカバリー奨学プログラム」の第一回「腎臓病と炎症」で、日本を含む7カ国10名の奨学金授与者を発表した。日本からは、大阪大学医学部大学院の今井圓裕(いまいえんゆう)博士の「蛋白尿が惹起する近位尿細管における炎症反応」の研究が採用された。応募は世界21カ国96件に及んだ。リーナル ディスカバリー奨学プログラムは、腎臓病治療分野の学術的発展への寄与を目的に、腎臓病の基礎研究及び臨床応用研究について年2回テーマを決めて募集を行い、優れた研究に対して研究活動費を助成する。科学的メリットの有無を審査基準としており、採用された場合、基礎研究には毎年5万ドルが、臨床応用研究には毎年7万5千ドルがそれぞれ3年間提供され、臨床応用研究の場合には、さらに、2年目3年目に30万ドルを上限に増額の申請が認められている。