日本ケミファ 業績予想を下方修正
公開日時 2002/10/14 23:00
日本ケミファは10月11日、03年3月期中間(02年4月-9月)と通期(03年3月まで)の業績予想を修正。中間業績予想 売上高 96億円(14億円減)経常利益 7億円( 5億円減)当期純利益 45億円(25億円減)通期業績予想 売上高 203億円(27億円減)経常利益 25億円(11億円減)当期純利益 13億円( 5億円減)主力医薬品の尿アルカリ化薬「ウラリット-U・錠」について、「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」の公表が当初見込みより3ヵ月程度ずれ込み医療機関への普及が遅れたこと、アレルギー検査薬「オリトンIgE『ケミファ』」、測定装置「DiaPack2000」について、ほぼ全アレルギーに対応可能となる検査項目の品揃えが8月下旬となったこと、共同販売先との販売提携開始時期が当初見込みより遅れたことなどから、中間期の業績は売上高、経常利益、当期利益ともに当初予想を下回る見込み。ウラリット-U・錠の同ガイドライン公表後、医療機関への納入件数、新規採用件数の増加とともに売上高は順調に進展、年内には「尿路結石症の治療ガイドライン」の公表も予定されているほか、オリトンIgE「ケミファ」、DiaPack2000は下期に需要期を迎えること、共同販売先との販売提携が本格的に開始されることなどで通期の業績は前年度に比べ増収増益となる見込みだが、中間期の修正の要因が引き続き見込まれ、同様に当初予想を下方修正した。