厚労省 特定機能病院在院日数にばらつき
公開日時 2002/10/16 23:00
厚労省は10月16日、中医協基本問題小委員会を開き、「特定機能病院等における入院医療に係る医療機能別の包括評価」に関する調査結果を提出した。82施設の入院患者について症例14万8400件を調べたところ、在院日数は平均24.39日だが、施設によって平均17.1日から31.17日まで幅があるほか、同じ疾病でも長短の格差が見られた。委員から「たとえば熱傷の広さや深さなどが分類に出てこない。医療機関ごとに在院日数が違っているのもどうか。在院日数の平均値で物事を進めるのは問題」と、さらに詳細に分析するべきとの意見が出た。脳腫瘍(手術なし)974症例の場合、在院日数が最も短い患者は1日で、最も長いのは100日。施設別平均値でも、約6日から46日までばらつきがあった。