ファルマシア 医師の自己診断アンケート
公開日時 2002/10/24 23:00
「医師の6割は健康に自信があり、たばこは控えめ」-。ファルマシアが行った健康に関する自己診断アンケートで、医師のこんな姿が明らかになった。自分の健康について相談する「かかりつけ医」を持つ医師は年齢とともに増加するが、「自分の体は自分で守る」という、「医師の不養生」のことわざ通りの回答もあった。調査は同社発行の医師向け月刊誌の特集企画として実施。510人の医師から回答があった。健康に自信があるのは、「かなり」「そこそこ」を合わせて61.0%。年齢別では50代が最も多く、逆に30代が少なかった。定期健診の受診率は72.1%。勤務医(80.4%)より開業医(60.7%)が低く、健診を受けない理由は「暇がない」「忙しい」などだった。全体の9割以上が「たばこは吸わない」。理由は「医師がたばこを吸うべきではない」とのコメントが多かった。喫煙率は男性14.7%、女性2.7%で、医師以外を含めた全国平均(それぞれ52.8%、13.4%、99年厚生労働省調査)よりかなり低い。日ごろ不足しているものは「適度な運動」64.3%、「十分な睡眠」44.2%、「適当な休息」37.8%、「ストレス軽減」37.3%-などが上位に並ぶ。また、「かかりつけ医」がいるのは全体の31.1%で、60歳以上では55.3%に及ぶ。「いない」との回答では、「自分で分かるから」「自分の体は自分で守る」という理由が目立った。