グラクソ・スミスクライン COPD患者負担を紹介
公開日時 2002/10/29 23:00
グラクソ・スミスクラインは10月29日、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者が自分の症状を医師に正しく伝えていないために避けられるはずの必要以上の苦痛を経験しているとする「European Respiratory Journal」10月号掲載の研究結果を紹介した。2000年のCOPDによる死者は250万人に上り、2020年には世界の死因の第3位になると推定。しかし、非常に重い息切れ症状がある患者でさえ、36%が自分の症状を医師に「軽症」または「中等症」と過小評価し説明していた。また、COPD患者のうち医療サービスを頻繁に受けているのは全体のわずか14%、6ヵ月に1回以上医師の往診を受けたのは30%、入院経験者は13%。その一方で、過去1年間に息切れ症状のため働くことができなくなった、労働能力が制限された、欠勤したという患者は36%に上り、65歳以上患者のうち45%は、過去1年の間に仕事を失っていた。