大日本は11月７日、03年３月期中間決算（連結)を発表。 売上高 813億3700万円（2.0％増)営業利益 61億200万円　（24.4％減)経常利益　　65億6400万円　(27.9％減)中間純利益　32億9800万円　(17.7％減) 売上高は16億2100万円（2.0％増)の増収となったものの、新薬発売に伴う販管費の増加や、投資有価証券の評価損及び特別退職金の計上により、営業・経常・純利益はすべて減益となった。医薬品事業は、売上高571億8100万円（前年同期比2.3％増)と増加したものの、営業利益は、初期販促費用の投入で63億8500万円（同24.4％減)。製品別では、主力のマクロライド系抗生物質製剤クラリシッドは80億円（１億円減)、経腸栄養剤エンシュア・リキッドは74億円（１億円増)とほぼ横這い。消化管運動促進剤ガスモチンは67億円（５億円増)で国内トップシェアを達成、末梢循環改善剤プロレナールは33億円（11億円増)と伸長した。一方、ガチフロは20億円で、「納入はたくさんあったが、思ったほどリピートしていない状況｣で、採用は広がったものの、処方にまで結びついておらず、今中間期の力強い援軍とはならなかった。通期業績予想（連結)は売上高 1730億円（前期比5.4％増)営業利益 148億円　(同13.9％減)経常利益 151億円　(同15.7％減)当期純利益　87億円　（同9.3％減）