第一、5期連続増益ならず減収・減益
公開日時 2002/11/07 23:00
第一製薬は11月7日、03年3月期中間決算(連結)を発表。売上高 1618億2000万円 (1.9%減)営業利益 278億2300万円 (18.7%減)経常利益 276億5600万円 (21.4%減)中間純利益 135億300万円 (20.5%減) クラビットをはじめ主力製品の苦戦が響き減収・減益となった。医薬品事業は売上高973億4000万円(前年同期比5.3%減)。製品別(単体)では、主力の広範囲経口抗菌製剤クラビット198億円(10.4%減)、抗血小板剤パナルジン195億円(16.3%減)、非イオン性造影剤オムニパーク186億円(7.0%減)と、薬価改定や競合品の参入で軒並み減少した。一方、持続性高血圧・狭心症治療剤アーチスト59億円(22.9%増)、持続性組織ACE阻害剤コバシル48億円(20.0%増)、不整脈治療剤サンリズム51億円(13.3%)、非ステロイド性消炎・鎮痛剤モービック20億円(42.9%増)と伸長したものの、主力製品の苦戦が大きく響き、5期連続の増益達成は果たせなかった。モービックは市場拡大を図るために、この10月から整形外科専門MR24人を配置し、ディテーリング活動を強化している。通期業績予想(連結)は売上高 3220億円(前期比3.2%減)営業利益 530億円(同19.0%減)経常利益 540億円(同19.4%減)当期純利益 270億円(同13.9%減)