武田薬品中間 ブロプレス、タケプロンが好調
公開日時 2002/11/06 23:00
武田薬品工業は11月6日、03年3月期中間決算をまとめた。売上高 5287億4800万円(3.6%増)営業利益 1573億1900万円(7.0%増)経常利益 2050億7500万円(10.1%増)純利益 1336億6700万円(2.2%増) 医療用医薬品事業の売上高が、330億円増加し4245億円に達した。ブロプレスが国内で36.1%増の324億円に達したほか、タケプロンも33.4%増の162億円となった。5月に発売した骨粗鬆症治療薬ベネットは20億円。海外でもこれら国際戦略商品が好調だった。研究開発は、米国でプレパシドが小児GERDの効能と口腔内崩壊錠で許可を取得。アクトスは動脈硬化進展抑制でP3に入った。日本ではタケプロン(非びらん性胃食道逆流症)とブロプレスの高用量がP3入り。一方、胃炎の適用でP2にあったAG-1749は、厚生労働省との話し合いでPPIの効能として「胃炎」の承認取得が困難と判断、開発を中止した。通期業績予想は売上高1兆300億円、経常利益3860億円、純利益2600億円。