協和発酵決算 子会社譲渡、研開費増で医薬事業減収減益
公開日時 2003/05/14 23:00
協和発酵工業は5月14日、03年3月期決算をまとめた。売上高 3592億8400万円(5.1%減)営業利益 160億8800万円(21.0%減)経常利益 116億7500万円(38.4%減)純利益 84億8400万円(53.3%増)医薬事業は子会社・模範薬品の譲渡があり売上高1405億円(17億円減)、営業利益は研究開発費の増加で110億円(79億円減)だった。製品別売上高では、高血圧治療薬コニールが288億円で前年度比11億円減らしたものの、抗真菌剤イトリゾールは232億円(前年度220億円)と順調だった。抗アレルギー剤はアレロックが118億円(同87億円)、セルテクトが89億円(118億円)で、両剤あわせてほぼ横ばい。研究開発では、ダイアバクト社から導入したがん疼痛治療剤がP1に上がった。09年上市予定でピーク時50億円を予想する。医薬事業の研究開発費は270億円、21億円増加した。次期業績予想は売上高3440億円、経常利益220億円、純利益100億円。医薬事業は増収、営業増益を見込む。