中外製薬決算 タミフル売上が2倍に
公開日時 2003/05/18 23:00
中外製薬は5月16日、03年3月期決算を発表した。〔03年3月期〕売上高 2373億9000万円(12.1%増)営業利益 303億1700万円(13.5%増)経常利益 309億6700万円(4.8%増)純利益 △201億3500万円(─)〔03年12月期予想〕売上高 2250億円 経常利益 345億円 純利益 220億円 腎性貧血治療剤「エポジン」や抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」の伸長などより増収。しかし、純利益は、日本ロシュとの合併にかかわる合併関連費用の計上などで損失となった。主力製品の売上は、エポジンが5.4%増の661億円、好中球減少症治療剤「ノイトロジン」が31.4%増の251億円と伸長した。また、インフルエンザの流行でタミフルも約2倍の125億円売り上げた。抗体医薬の乳がん治療薬「ハーセプチン」、リンパ腫治療薬「リツキサン」は各35億円、30億円となり、今期(03年12月期)各57億円、72億円を計画。制吐剤「カイトリル」も51億円から今期88億円を予想。なお、03年12月期は9ヵ月決算を予定している。