厚労省 学級閉鎖、前シーズンの1.78倍
公開日時 2003/05/20 23:00
厚生労働省が5月20日までにまとめたインフルエンザ様疾患発生報告・第24報(5月4~10日)によると、今シーズンでこの週までに学校などで休校、学年閉鎖、学級閉鎖の措置を取ったのは累計1万3703施設で、前シーズン(8845施設)の約1.55倍に上ったことが分かった。休校は473施設(前シーズン483施設)でむしろ減ったが、学年閉鎖が3493施設(2886施設)で1.21倍、学級閉鎖が9737施設(5476施設)で1.78倍だった。これら措置を取った施設の児童、生徒のうち患者数は累計49万3799人で、前シーズン(34万4839人)の1.43倍。また、この週は全国で、岐阜県の1施設(全年同期全国で7施設)が休校した。一方、同省が同時にまとめた別の感染症週報・第18週(4月28日~5月4日)によると、インフルエンザの定点当たり報告数は0.14で前週(0.26)から半減。流行の目安とされる1.0を超しているのは、都道府県別に鳥取(1.14)だけになった。