ファーマネットワーク 東邦薬品からMS30人受け入れ
公開日時 2003/05/22 23:00
CSOのファーマネットワークと東邦薬品は5月22日、ベンチャー企業支援・コンサルタントのドリームインキュベータ社内で記者会見し、業務提携により東邦薬品からファーマネットワークに今年30人をMRとして出向させる方針を明らかにした。ファーマネットワークの二田健社長は、03年はコントラクトMR100人、売上10億円を計画しているとし、MRについては2~3割を東邦薬品からの出向を受け対応する考えを示した。中期的には、04年MR360人(うち東邦薬品80人)、売上40億円、05年MR500人(うち東邦薬品120人)、売上60億円を計画している。東邦薬品の松谷高顕社長は、MSは従来、中小病院や開業医市場での販促を担ってきたが医薬分業が進展して調剤薬局にシフト、「販促能力がありながら処方元との縁が薄くなっている」とし、MSの能力を生かすためにファーマネットワークに派遣して教育をしてもらいMR資格を得させる方針と語った。また、東邦薬品の濱田副社長は、コントラクトMRとして出向させたMSについては最終的には契約先のメーカーに雇用されることを基本に考えていることを示した。同社のMSは1600人、共創未来グループとしては3500人。ドリームインキュベータの堀紘一社長は、ファーマネットワークがCSOとして新たな取り組みをしようとしていることを評価し支援していると語った。