大日本製薬 第2次中計見直しへ
公開日時 2003/07/03 23:00
大日本製薬の宮武健次郎社長は7月3日、都内で記者会見し、06年度までの第
2次中期経営計画を見直す方針を明らかにした。副作用発現により合成抗菌剤
ガチフロが大幅な売上減となるため、7月に新設した委員会を軸に年内をめど
に数値目標を下方修正する。現中計の売上目標は1650億円(ダイナボット分は
除く)。
見直しに当たり、新設した「経営革新委員会」と「医薬製品戦略委員会」で全
社的なコスト削減及び拡宣エネルギーのシフトにより経営改善を進める考え。
とくに消化管運動促進剤ガスモチンに全体の40%のエネルギーを投入、今年度
最大170億円の売上を見込む。ガチフロについては、今期25億円の予想だが、
「有効性が否定されたわけではない」とし、30億円程度の売上も可能としてい
る。MR数は、現700人体制を拡充する方針。