中外製薬 03年12月期第1四半期 ハーセプチンなど順調に浸透
公開日時 2003/07/23 23:00
中外製薬は7月23日、03年12月期第1四半期(4~6月)業績の概況を発表し
た。売上高は723億5900万円。医療用医薬品の売上高は665億3500万円で、主要
製品では遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤「エポジン」が184億円を売
り上げ、堅調に推移。抗悪性腫瘍剤「ハーセプチン」が22億円と順調に市場に
浸透した。このほか悪性リンパ腫治療薬「リツキサン」が18億円、制吐剤「カ
イトリル」が30億円などとなっている。03年12月末までに4品目(レナジェル、
ゼローダ、エビスタ、ペガシス)の発売を予定し、うち2品目(レナジェル、
ゼローダ)を発売済みだが、骨粗鬆症治療剤「エビスタ」は承認・薬価収載が
予測より遅れる見込みとなり、年内の発売が困難になったとしている。