厚労省 感染リスク血液製剤で対応求める
公開日時 2003/07/31 23:00
ウイルス感染ウインドウ期に採血された可能性がある輸血用血液製剤について
厚生労働省は7月31日までに、製造番号など対象製剤の情報や、危惧される具
体的健康被害などの情報を医療機関に提供するよう、日本赤十字社に通知した。
同時に、日本医師会や日本病院会など医療関連団体に対し、未使用製剤を日赤
に回収させるとともに、使用されていた場合は受血者に対する輸血後検査を早
急に実施。陽性に転じていた場合、検査結果やリスク評価の結果を説明し、適
切な医療を提供するよう求めた。
献血の際にウイルス感染が陽性反応だった人は過去の献血歴をさかのぼって血
液製剤を回収するよう、同省が日赤に命令。日赤の調査によると、対象となる
血液を原料とする血液製剤は、今年7月21日までの約1年間で6000本以上に上
った。