富山県 グリデンクラミド検出で健康食品会社行政指導
公開日時 2003/08/12 23:00
中国産原材料をもとに国内で粒化した健康食品から医薬品成分「グリデンクラ
ミド」が検出されたとして富山県は8月12日までに、薬事法違反の疑いで県内
の製造業者「バイホロン」に製造、販売の中止を指示した。問題になったのは
同社製造の植物発酵食品「糖滋源(とうじげん)」で、今年3月から8月にか
けて服用した石川県内の女性(77)が、低血糖による意識障害で入院した。
富山県の調べでは、同食品は02年5月以降、2万9486セットを全国に出荷。1
粒から約0.3mgのグリベンクラミドが検出された。同品には、「1日当たり5
~20粒が摂取の目安」と記載されている。グリベンクラミドは血糖降下剤とし
て承認されている。今年4月、山口県内の業者が製造する健康食品「苦瓜GOLD」
からも検出されている。