杏林製薬 新生産体制構築へ 能代工場に国際水準の新製剤工場建設
公開日時 2003/08/25 23:00
杏林製薬は8月25日、能代工場(秋田県)にFDAのGMP基準に適合する国際水準
の新製剤工場を建設すると発表した。薬事法改正に対応し、品質の高い医薬品
を大量に効率よく生産する体制を構築するのが目的。04年に着工し、06年4月
に稼動を予定。設備投資額は約80億円。これに伴い現在の野木工場(栃木県)
は生産を新工場に移転、あるいはアウトソーシングし、04年から生産を縮小、
06年3月には閉鎖する。06年4月以降、能代工場、岡谷工場(長野県)の2工
場体制となる。
同社では、能代の新製剤工場で受託生産を行う予定はないとしている。また、
野木工場の従業員(3月31日現在193人)には能代工場への転勤を要請する。