厚労省 100歳以上が2万人を突破
公開日時 2003/09/09 23:00
9月15日の敬老の日を前に厚生労働省が9日発表した「長寿者の状況」で、10
0歳以上(9月1日現在)が昨年と比べ2627人増加し、2万561人になったこと
が分かった。老人福祉法制定の1963年には全国で153人だったが、81年に1000
人を、98年に1万人を超えた。100歳以上全体の84.6%を占める1万7402人が
女性。
最高齢は鹿児島県の本郷かまとさん(116)。男性の最高齢は福岡県の中願寺
雄吉さん(114)で、男女を合わせた全体では2番目の最高齢。人口10万当た
りの100歳以上は16.13人。これを都道府県別に見ると、沖縄(42.49人)、高
知(30.01人)、島根(35.80人)など、長寿県や高齢化が進む地域で多く、埼
玉(7.37人)、千葉(9.29人)、愛知(9.98人)など若年者の多い都市部や、
青森(10.21人)など東北地方で低い。