EFPIA会長 革新性高い新薬には大幅な補正加算を
公開日時 2005/01/31 23:00
EFPIA(欧州製薬団体連合会)ジャパンのジェームズ・ミッチャム会長(サノ
フィ・アベンティスグループジャパン社長兼CEO)は1月31日会見し、日本の
薬価制度改革や承認審査などに関して見解を示した。薬価制度に関しては、革
新性の高い新薬に対し大幅な補正加算を与えるという政府の方針が実施される
よう要請。
承認審査に関しては、新設された独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」に
対して「現在承認申請提出から審査までの待ち時間が少なくとも2年間あると
言われている。この悪化の一途をたどる問題を解決するよう強く要望する」と
述べるとともに、「日、欧、米での同時申請を可能にするシステムが必要」と
し、国際的ハーモナイゼーションへの責任ある取り組みの重要性を訴えた。再
審査期間については「6年から8年に延長されるべき」との考えを示した。
EFPIAジャパンには30社が加盟し、04年1―12月期の薬価ベースの医療用医薬
品売上高は1兆5000億円(市場全体の21%)にのぼった。03年に上市された新
薬の約40%が会員会社から上市されるなど、日本でのプレゼンスが大きくなっ
ている。