感染研 149保健所でインフルエンザ警報、注意報
公開日時 2005/02/08 23:00
国立感染症研究所・情報センターが2月8日まとめたインフルエンザ流行レベ
ルマップ・第4週(1月24~30日)によると、全国584保健所のうち、9都府
県の10保健所で「流行警報」が、30都道府県の139保健所で「流行注意報」が
発令された。前週注意報を発令したのが13都府県の22保健所で警報はなかった
のと比べると、該当保健所数は6.8倍に増えた。この間、全国の定点当たり患
者報告数は2.8から7.9に上昇した。
警報を発令したのは、埼玉(2ヵ所)のほか、東京、神奈川、新潟、静岡、三
重、兵庫、佐賀、鹿児島。定点当たり報告数による流行の指標は「1.0」とさ
れているが、保健所単位ごとに、「10.0」の基準値に達すると注意報を発令、
「30.0」に達したり「10.0」が続くと警報を発令する。感染研は、「流行は拡
大しつつあるが、地域によってばらつきがあり、地域での流行情報に留意を」
と呼びかけている。