医道審議会・部会 臨床研修の修了基準で議論
公開日時 2005/02/13 23:00
厚生労働省の医道審議会・医師臨床研修部会(部会長・齋藤英彦名古屋医療セ
ンター院長)は2月10日、臨床研修の修了基準に関する検討をスタートした。
規定の2年間で修了できなかった場合の処遇について、数ヵ月単位で修了期日
を延期するなどの措置を取ることを決めた。部会は6月ごろまでに5回程度開
催し、06年3月に新制度の臨床研修を終える第1期生から適用する。
修了者には、各臨床研修病院が修了証を交付する。2年間で修了できないと想
定されるのは、(1)妊娠、出産や病気などで研修を一部受けられない(2)
臨床医として不適格と判断される――など。会合では、「プログラムに従って
研修を行えば修了できるようにするべき」「指導医や(修了の評価を行う)研
修管理委員会のレベルを一定にすることが必要」などの意見も出た。