中医協 療養給付外サービス把握で意見募集へ
公開日時 2005/02/16 23:00
中医協・診療報酬基本問題小委員会は2月16日の会合で、混合診療解禁問題で
議論になった「療養の給付と直接関係ないサービス」について、どのようなも
のが該当するのか患者や医療現場のニーズを把握する目的で、一般からの意見
を募ることを決めた。近日中に厚労省のホームページで募集開始する。
同サービスには外国人患者のための通訳、美容整形などが含まれ、もともと患
者から実費徴収できる。しかし、どのようなものが該当するのか分かりにくい
ことから、混合診療の議論をよけい混乱させていたとの指摘がある。混合診療
をめぐる政府合意でも、これらサービスについて「保険診療と保険外診療との
併用の問題が生じないことを明確するべきとされた。
一方、「療養の給付と直接関係ないサービス」についてはこのほか、混合診療
の議論でも取りざたされた、心臓病患者が希望する胃検診といった、入院中の
患者が入院の原因疾患とは直接関係ない検査、検診なども対象とすることを決
めた。