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厚労省・ゲフィチニブ検討会 GL普及など安全対策充実へ

公開日時 2005/03/17 23:00

厚生労働省の「ゲフィチニブ検討会」(座長・松本和則国際医療福祉大学教授)
は3月17日、3回目の会合を開き、EGFR遺伝子変異とゲフィチニブとの関連に
ついて愛知県がんセンター病院の光冨徹哉胸部外科部長から、日本肺癌学会の
ガイドライン(GL)改訂について同学会の根来俊一評議員(兵庫県立成人病セ
ンター呼吸器科部長)からヒアリングした。同検討会は、プラセボとの比較で
生存率に有意差を出せなかったとされるISEL試験の結果公表を機に発足。次回
会合(3月24日)で報告書をまとめるが、全面使用禁止といった内容でなく、
GLの普及方法など安全対策の充実が中心になりそうだ。

光冨氏によると、日本人に多いとされる、同遺伝子変異を伴う非小細胞肺がん
は、臨床効果と強く相関。ゲフィチニブ投与候補患者に遺伝子変異検索を行う
ことが望ましいが、施行できる施設は限られている。光冨氏は、「変異検索の
標準化と普及が重要」とした。

一方、根来氏は、改訂GLで、「急性肺障害、間質性肺炎発症のリスクファクタ
ーとされるPS2以上の全身状態不良例などへの投与は、危険性を上回ると判断
される場合に限定する」としたことなどを報告。「上回るかどうかは肺がん専
門医でないとなかなか分からず、(そうでない医師は)投与すべきでない」と
述べた。

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