感染研・情報センター インフルエンザ「警報」地区減少
公開日時 2005/03/29 23:00
国立感染症研究所・感染症情報センターが3月29日まとめたインフルエンザレ
ベルマップ第11週(3月14~20日)によると、全国の保健所584ヵ所のうち、
インフルエンザの定点当たり報告数が「30.0」に達するなどで流行警報を発令
したのは507ヵ所(前週521ヵ所)で、第4週以降増加し続けていた警報地域は、
初めて減少した。「10.0」に達して流行注意報を発令したのも26ヵ所(前週45
ヵ所)に減った。
同センターは、「全47都道府県に警報レベルを超えた保健所が存在している状
態は継続しているが、今シーズンの流行のピークは過ぎ去りつつあるものと考
えられる」としている。これとは別に同研究所がまとめている感染症週報でも、
前週(3月7~13日)、インフルエンザの定点当たり患者報告数が減少に転じ
たことが分かっている。