厚労省検討会 未承認薬治験WG、3領域の専門家で
公開日時 2005/03/31 23:00
厚生労働省の未承認薬使用問題検討会議は3月31日、未承認薬の治験実施の流
れを説明、そのなかで治験対象品目を決めるワーキング・グループ(WG)を、
がん、小児、循環器の3領域の専門家で組織する考えを示した。精神・神経、
臓器移植などその他の領域については、品目に応じて随時人選する。
WGのメンバーは座長が指名する4~5人程度とし、迅速な処理ができる体制を
整える。検討品目に対して特別な利害関係がある場合(治験責任医師など)は
発言できない。承認申請のための治験や追加的治験、安全性確認試験の実施の
可否はWGで3ヵ月以内に決める。
一方、今後治験実施が検討される対象として厚労省は、ラロニダーゼ(酵素製
剤)、ジアゾキサイド(糖尿病用剤)、ボルテゾミブ(抗がん剤)、インター
フェロンベータ‐1a(抗多発性硬化症)の4品目を挙げた。