感染研 インフルエンザ3週連続減少も依然高水準
公開日時 2005/04/10 23:00
国立感染症研究所が4月8日まとめた感染症週報・第12週(3月21~27日)に
よると、ピーク時に過去10年で3番目に高水準だったインフルエンザの定点当
たり患者数は3週連続で減少し、第9週(50.00)の約3分の1の16.78になっ
た。しかし、流行が遅かったこともあり、過去10年の同じ週と比べると最も高
い数値。前シーズンのほぼ同時期である第13週(3月22~28日)には1.19だっ
た。
一方、これとは別に厚生労働省がまとめている、学校や幼稚園の休校、学級閉
鎖を調べた「インフルエンザ様疾患発生報告」によると、ほぼ同じ時期である
第20報(3月20~26日)には、これら措置を取った施設が42ヵ所で、ピークの
第16報(2511ヵ所)から4週連続で減少。しかし、昨年同期(1ヵ所)よりか
なり多い。