厚労省 アリセプトで横紋筋融解症など副作用
公開日時 2005/05/12 23:00
厚生労働省は5月11日付通知で、アルツハイマー型痴呆治療剤「塩酸ドネペジ
ル」(エーザイの「アリセプト」)など4成分について、使用上の注意の改訂
を指示した。このうち同剤は、「重大な副作用」に「横紋筋融解症」を追記す
る。
その他の3成分は次の通り。
プロスタグランジンE1製剤「アルプロスタジル」(先発品は大正富山の「パル
クス」、三菱ウェルファーマの「リプル」)と、同「アルプロスタジルアルフ
ァデクス(20μg注射剤)」(小野薬品の「注射用プロスタンディン」)=重
大な副作用に「心筋梗塞」を追記▽LH-RH(黄体形成ホルモン放出ホルモン)
誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤「酢酸リュープロレリン」(武田薬品の
「リュープリン」)=重大な副作用に「下垂体卒中が下垂体腺腫患者で報告さ
れている」などと追記▽抗ウイルス化学療法剤「ロピナビル・リトナビル」
(アボットジャパンの「カレトラ」)=禁忌の項に「塩酸バルデナフィル水和
物を投与中の患者」を加え、重大な副作用に「徐脈性不整脈」「多形紅斑、皮
膚粘膜眼症候群(スティーブンジョンソン症候群)」を追記