08年度厚労省医薬食品局予算案 後発品の信頼性確保費46.9%増額
公開日時 2007/12/24 23:00
厚生労働省医薬食品局は12月21日までに、同局の08年度予算案(当初内示)が
前年度比0.4%減の88億8200万円になったと発表した。前年度に比べ、「後発
医薬品の信頼性の確保」(46.9%増の1億9100万円)、「薬局機能の強化・薬
剤師の資質の向上等」(5.6%増の4億7300万円)が増額となった。
後発品の信頼性確保では、品質情報提供等推進費として47.5%増の1億4600万
円を計上。具体的には、医薬品医療機器総合機構に設置した窓口に寄せられた
医療現場からの後発品の品質に関する意見・質問について検討し、必要に応じ
て試験検査を行い、結果を公表する。
「有効で安全な医薬品・医療機器を迅速に提供するための対策の推進」(1.3%
減の9億4400万円)では、「日米欧三極治験相談推進事業費」(1100万円)、
「日中韓治験調査対策費」(3300万円)、「コンパッショネート・ユース検討
費」(1000万円)といった新規事業が盛り込まれた。