NBIとアステラス製薬 降圧薬ミコンビ配合錠を発売
公開日時 2009/06/23 23:00
日本ベーリンガーインゲルハイム(NBI)とアステラス製薬は6月23日、AR
B(テルミサルタン)と利尿薬ヒドロクロロチアジド(HCTZ)を配合した降圧
薬ミコンビ配合錠を発売したと発表した。NBIが製造しアステラスが販売、
両者で販促する。
ARBとHCTZの配合剤では4番目で、他剤と同様に第一選択薬として用いないこ
ととなっている。発売されたのは「ミコンビ配合錠AP」(テルミサルタン40
mg/HCTZ12.5mg)と「ミコンビ配合錠BP」(同80mg/同12.5mg)の2規格で、
薬価は1錠APが157.30円、BPが234.40円。薬価算定時に中医協に提出され
たメーカーによる市場規模予測は初年度に33億円(予測投与患者数:5.7万人)、
9年後のピーク時の売上高を400.8億円(83.7万人)とした。
既に発売されているARBとHCTZの配合剤では、HCTZを低用量にしてARBの用量を
変えているものや、HCTZの用量を変えてARBの用量を統一しているものなどが
あり、薬価もさまざま。