厚労省 「レミケード」など副作用で安全性情報
公開日時 2003/05/29 23:00
厚生労働省は5月29日、医薬品・医療用具等安全性情報189号を発表。田辺製
薬のクローン病治療薬「レミケード点滴静注用100」(一般名:インフリキシ
マブ・遺伝子組み替え)で使用上の注意を改訂し、白血球減少、好中球減少を
重大な副作用に追加したと伝えた。
その他、アストラゼネカの肺がん治療薬「イレッサ」(ゲフィチニブ)で出血
性膀胱炎や血尿、小野薬品の気管支ぜんそく薬「オノンカプセル」「同ドライ
シロップ」(プランルカスト水和物)で横紋筋融解症、日本イーライリリーの
パーキンソン治療薬「ペルマックス錠」(メシル酸ペルゴリド)で間質性肺炎、
心臓弁膜症が見られた。
約30社が製造する解熱鎮痛消炎剤「ロキソプロフェンナトリウム」(一般名)
で、アナフィラキシー様症状、消化管穿孔、無菌性髄膜炎が報告された。