キッセイ薬品工業
公開日時 2001/09/17 23:00
9月17日、キッセイ フォーラム「最新子宮内膜症事情」で、石原理・埼玉医科大学総合医療センター産婦人科助教授が講演。 現在、子宮内膜症では国内で推定12万人以上が受診しており、結婚・出産年齢高齢化など女性のライフスタイルの変化に伴い患者数は増加傾向にある。完全治癒は望めないことから、症状と本人の希望(妊娠希望の有無など)に基いて優先順位を決め、治療戦略を立てる必要がある。内科的治療法の中心はGnRHアナログであり、作用が強力で確実、注射剤の投与は月1回などのメリットがある一方、長期投与による検証が不十分であるため、現在は半年投与して一時休止する必要があるとした。 キッセイは、アストラゼネカから導入したGnRHアナログ製剤ゾラデックス1.8mgデポ(一般名:酢酸ゴセレリン)を2000年10月に発売、今期は年商4.5億円を見込んでいる。