三菱ウェルファーマ
公開日時 2001/10/08 23:00
10月9日、1日付で米国現地法人「三菱ファーマアメリカ」を設立するとともに、旧・三菱東京製薬英国現地法人MTPヨーロッパを「三菱ファーマヨーロッパ」として改組・拡充したと発表。日米欧に臨床開発や自販のための拠点を確立し、世界3極体制の基礎が整うこととなる。 三菱ファーマアメリカは三菱化学アメリカ社から医薬開発センターの譲渡を受けて設立し、心疾患治療薬MCC-135などの臨床開発を引き継ぎ、自販体制の構築を進める。今後、ウェルファイド・インターナショナル社の臨床開発部門を統合し、米国で開発中の慢性動脈閉塞症治療剤AS-013や抗血小板剤NM-702などを加え、開発品ラインナップを拡充する予定。三菱ファーマヨーロッパは今回20万ポンドの増資と人員の増強を行い、さらに旧ウェルファイドのロンドン事業所を統合。申請準備中のヘパリン起因性血小板減少症治療剤アルガトロバンの自販開始に備えるとともに、旧ウェルファイドが開発中の抗精神病薬などの品目を加え、開発基盤の強化を図る。