大日本製薬
公開日時 2001/11/07 23:00
2002年3月期中間決算(連結)を発表。 売上高797億1600万円(5.0%増) 営業利益80億7100万円(19.7%増) 経常利益91億600万円(18.3%増) 当期純利益40億700万円(10.8%増) 消化管運動促進剤ガスモチンが62億円(31億円増)、2001年4月に腰部脊柱管狭窄症の適応を追加した経口PGE1誘導体製剤プロレナールが22億円(11億円増)と大きく伸長したほか、トップ製品のマクロライド系抗生物質クラリシッドが81億円(8億円増)、持続性抗アレルギー剤エバステルが57億円(2億円増)と好調に推移し、増収となった。 原価率が製品構成の変化により1ポイント(61.4%→60.4%)改善した結果、営業利益、経常利益ともに20%近い伸びを示したが、株価の下落による投資有価証券評価損13億円、マイカルの株式の貸倒引当金繰入額5億円などを特別損失に計上したため、純利益は10.8%増にとどまった。 通期連結業績は、売上高1650億円(3.9%増)、営業利益167億円(3.4%増)、経常利益175億円(2.8%増)、当期純利益96億円(2.4%増)の見通しで、過去最高益の更新を目指す。売上高営業利益率は10.1%、ROEは8.5%を予想する。