ノバルティス ファーマ
公開日時 2001/11/20 23:00
慢性骨髄性白血病(CML)治療薬グリベック(一般名:メシル酸イマチニブ)が輸入承認を取得。仮に年内に薬価が収載されれば、ほぼ同時期に発売できるよう準備を進めている。 1日1回の経口剤で、癌細胞増殖の原因となる遺伝子の異常によって引き起こされる、特定の細胞部位にのみ働きかける疾患特異的標的薬剤。日本の臨床試験では、インターフェロン-α不応または不耐容の慢性期CML患者27例、未治療例5例の計32例の血液学的寛解率は93.8%、細胞遺伝学的効果は40.6%であった。 同社としては初めて日米欧3極で同時期に申請した製品で、日本では今年4月27日に申請した。今年5月10日に米国、11月7日に欧州で承認を取得しており、同一年内に3極で承認されたことになる。現在32の国・地域で承認を取得。