アストラゼネカ
公開日時 2001/11/28 23:00
喘息治療剤(吸入ステロイド剤)パミルコート(一般名:ブデソニド)を2002年2月に発売すると発表。 パルミコートは99年6月16日に承認を取得したが、厚生省の療養担当規則に抵触することが障害となり発売が遅れていた。マーティン・ライト社長は「1日最大量1600μgとなっているので、最大容量で2週間ということで用意し、こういう形で厚労省と交渉をした」と発売に至るまでの経緯を説明した。 ライト社長はパルミコートの売上に関して、「2000年度全世界で7億ドル、アストラゼネカの呼吸器領域全体の約50%を占めている。欧州では最大の売上を持つ気管支喘息治療薬に成長し、2000年度のアメリカの売上が76%増になる」と製品の有望性を強調した。また、2001年1~9月のパルミコートの全世界売上高は5億7000万ドル(18.0%増)であることを明らかにした。