ファルマシア
公開日時 2002/06/23 23:00
24日、抗菌薬リネゾリド(ザイボックス注、同錠)が、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症に対する過去最大の比較臨床試験の結果、バンコマイシンと同等の安全性と有効性を示したと発表。 試験は、ヨーロッパ、北アメリカ、ラテンアメリカ、アジアの104施設から460人の患者を登録。リネゾリド群の患者は600mg、バンコマイシン群の患者は1gを静脈注射し、少なくとも7日間の投与を受けた。リネゾリド群の患者は、臨床的な改善が見られた場合、医師の判断で600mg錠の経口投与に切り換えられ、61%が切り換わったが、その大半は治療開始から5日以内であった。 ファルマシアでは、経口投与への切り換えは、患者のメリットになる上、医療コストの削減にもつながることを示唆するとしている。