日本新薬 新製品が売上貢献
公開日時 2002/11/12 23:00
日本新薬は11月12日、03年3月期中間決算を発表。売上高 254億8700万円( 0.0%増)営業利益 25億2800万円(35.1%増)経常利益 24億6900万円(19.4%増)純利益 14億3900万円(29.6%減) 前立腺がん治療剤「エストラサイト」(16億5500万円、23.8%増)、急性白血病治療剤「キロサイド」(13億2800万円、15.1%増)、抗アレルギー剤「リボスチン点眼液」(1億5400万円、19.4%増)などの売上が増大。8月発売の新剤型品、アズレン含嗽液「アズノールうがい液」(1億8100万円)、アベンティスファーマ社から販売委託を受け9月発売のACE阻害剤「オドリック」(1億8100万円)も貢献し、医薬品部門では210億2000万円(0.8%増)を売り上げた。利益のマイナスは、前年同期に工場跡地を売却し特別利益が発生した反動。申請中だった合成抗菌剤「プルリフロキサシン」が今年10月承認、「キロサイドN注」は今秋中にも悪性リンパ腫への効能追加が承認される見通し。通期は売上高524億円(3.6%増)、営業利益39億円(45.7%)、経常利益39億円(46.8%増)、純利益20億5000万円(4.9%増)を予想している。