独バイエル グループ再編により業績改善
公開日時 2002/11/14 23:00
独バイエルは11月14日、02年第3四半期まで(1月-9月)の業績を発表した。売上高 221億9600万ユーロ(3.1%減)営業利益 19億3600万ユーロ(42.9%増)純利益 14億7200万ユーロ(78.9%増)02年1-9月期は、リポバイ/バイコールの回収、中南米経済危機、アベンティスクロップサイエンス社の買収関連コストなどの影響があったものの、販売数量の増加、4億7500万ユーロのコスト削減およびハーマンアンドライマー社の売却により生じた9億900万ユーロが大きく貢献、純利益は1-9月期の数字としては過去最高となった。今後さらに約10億ユーロのコスト削減を見込む。また、05年までに1万5000人、本年中には3000人の人員削減を行う予定。医療用医薬品事業は、シプロ/シプロキサンとアダラートの売上減や、前年度のリポバイ/バイコール回収の打撃を引き続きうけており、コスト削減や再編に加え、株式保有割合にこだわらず同事業を他社と統合するなど柔軟な対応を検討するとしている。