持田製薬中間決算 原価率悪化で減益
公開日時 2002/11/17 23:00
持田製薬は11月15日、03年3月期中間決算を発表。売上高 317億9900万円( 1.8%減)営業利益 50億6800万円(22.8%減)経常利益 52億2800万円(18.3%減)純利益 28億6300万円( 3.8%減)薬価引き下げのあったEPA製剤「エパデール」が128億円を売り上げ、前年同期とほぼ同額。持続性Ca拮抗剤「アテレック錠」(21億円、21%増)や、今年6月にアベンティス社から販売承継したGnRH誘導体製剤「スプレキュア」(13億円)などが売上に貢献したが、天然型インターフェロン製剤「IFNαモチダ」「同βモチダ」(計13億円、15%減)などが減少した。減益は、売上高減少のほか、仕入れ原価の高い医薬品の増収と薬価改定で売上原価率が悪化したことや、研究開発費の増加が原因。通期は、エパデール、アテレック錠を始めとした主力品の情報提供活動をITの活用などで一層強化するとともに、スプレキュアの導入効果などで増収を図り、売上648億円(2.3%増)、経常利益88億5000万円(10.7%減)、純利益45億円(0.1%減)を見込んでいる。