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厚労省 7月の医療費2.2%プラス

公開日時 2002/11/20 23:00

厚生労働省は11月20日までに、「MEDIAS-最近の医療費の動向」7月分を発表。医療費総額の伸びは前年同期比2.2%で、今年4月の改定後、もっとも高い数字となった。このうち診療費が0.9%の伸び(入院1.2%、入院外△0.1%、歯科5.3%)で、調剤は、4月(14.0%)に次いで高い13.7%。4月以降の伸びの推移は、医療費総額が4月0.6%、5月△0.9%、6月△2.9%。このうち、診療費は4月△1.0%(入院△0.8%、入院外△2.2%、歯科3.8%)、5月△2.2%(△1.0%、△3.8%、0.5%)、6月4.0%(△1.7%、△6.3%、△3.0%)だった。調剤は、4月14.0%、5月10.3%、6月6.4%。7月の医療費の伸びを「入院及び食事療養」(1.0%)、「入院外及び調剤」(2.7%)別にみると、後者の伸びが大きく4-6月(△1.3%、△1.2%)や前年度までと傾向。入院外及び調剤を「入院外」のみと比べると2.8ポイント高く、調剤が外来全体を押し上げていると言える。また、7月は前年と比べ日曜日と土曜日が1日ずつ少なく、診療日に当たる平日が2日多いことを換算し補正すると、医療費総額は1.3%のマイナスになり、4~6月の△1.1%(診療日増減なし)と同程度の動向。補正後の調剤は7.7%の伸びで、4~6月(10.2%)よりやや低め。補正後の伸び率を、改定がなかった01年度計の総計3.3%(補正後)と比べると、ことし7月は4.6ポイントの、4~6月の3ヵ月計は4.4ポイントのマイナスになる。調剤(01年度16.6%)では、7月は8.9ポイント、4~6月は6.4ポイントのマイナス。一方、医療機関1施設当たりは、大学病院(3.1%)、公的病院(0.9%)、などが伸びている一方で、法人病院(△0.6%)、個人病院(△0.7%)、診療所(△0.7%)はマイナス。数字の上からは大病院の伸長が見られ、「MRDIAS」4-6月分や、同じ期間に日本医師会がサンプリング調査した「経営実態調査」と似た傾向を示す。保険薬局は8.6%伸び、4-6月(5.2%)同様、保険医療機関をしのぐ伸びとなった。

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