大日本と杏林 糖尿病治療薬で共同開発
公開日時 2002/12/05 23:00
大日本製薬と杏林製薬は12月5日、糖尿病合併症治療薬「AS-3201」について、日本国内市場で共同開発、並行販売することに合意、覚書を締結したと発表した。米国とカナダで実施中のフェーズⅡa臨床試験終了後、本格的な共同開発に取り組み、早期上市を目指す。AS-3201は、アルドース還元酵素を強力に阻害することで細胞内のソルビドール蓄積を抑制し、合併症のひとつである糖尿病性神経障害を改善する。大日本製薬が創薬、国際戦略製品と位置付けている。覚書締結で杏林製薬は、重点分野である代謝性疾患領域での研究開発ラインアップ強化を図る。