帝国臓器 尿中エストロゲン測定で新試薬
公開日時 2002/12/03 23:00
帝国臓器製薬は12月3日、妊婦尿中エストロゲン簡易測定試薬「イースリー イムノクロマト テイゾー」を自社開発、4日から発売すると発表した。免疫クロマト法を利用した世界初の半定量試薬。希釈検体の調製が1回だけでよく、付属のスポイドで希釈可能。測定は、希釈検体を反応カセットに添加、5分間の静置で尿中エストロゲン半定量値が分かる。胎児胎盤機能の把握が目的で、従来のラテックス凝集阻止反応法を用いた「イースリースライド」と比べ、検体の希釈、試料添加などの操作が簡便。エストロジェン精密測定の検体検査実施は250点。おむむね7億円強とされる市場規模の10%のシェアを目指す。