東邦薬品 東証2部上場
公開日時 2002/12/11 23:00
東邦薬品は12月11日、東京証券取引所市場第2部への上場について承認されたと発表した。同日都内で記者会見した松谷高顕社長は、「上場を新たな出発点として発展に努める。株主にとって魅力ある会社とするよう、優遇策などを検討する」と述べた。また、全国34都道府県をカバーする共創未来グループについて、年商7850億円(01年度決算)を数年のうちに1兆円に成長させるとともに、今後3年程度で「空白地帯」の13府県に販売チャネルを置き全国展開する方針を示した。ただ、「単独出店は難しいので、各地域の卸とアライアンスを組んで、地域の人材やノウハウ、シェアを生かしていく」(濱田矩男副社長)と、完全な合併や子会社化は行わない考えだ。同社は1980年、医薬品卸業界のトップを切って株式を店頭公開。上場は業界8社目で、「早い時期に1部上場も目指したい」という。