日本ベーリンガーインゲルハイム（BI）は３月20日、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤ミカルディス（一般名：テルミサルタン）の心血管系イベント予防効果を検討するための長期大規模臨床試験「ONTARGET」への患者登録が全世界で２万5000人に達したと発表した。このうち２万人は、各治療群への割り付けが終了した。同試験は、随伴するTRANSCEND試験と合わせ２万9400人の患者登録を予定しており、登録は予想を上回る見込み。両試験は、心血管死、脳卒中、急性心筋梗塞などをエンドポイントに、ミカルディス単独、ACE阻害剤単独、両剤併用で比較検討する目的で実施。07年をめどに結果をまとめる。患者登録は順調で、予測の５倍のペースで進行しているという。