厚労省・感染症週報 インフルエンザ大幅減
公開日時 2003/04/07 23:00
厚生労働省は4月7日までに、感染症週報・第12週(3月17~23日)を発表。第4週(1月20~26日)の定点当たり38.7から徐々に減少し、この週は7.10になった。これまで減少のスピードは緩やかだったが、第11週(9.84)から大幅マイナスとなった。西日本の一部などで感染者が前週を上回る地域が見られたが、この週は長崎(5.14⇒6.67)だけだった。今シーズン分離された病原体はA香港型(H3N2)が大半を占めるが、B型の分離も報告されている。Aソ連型(H1N1)の分離報告はまだない。ピークの第4週前後を過ぎてから、数週間後に第2のピークを迎えた地域は、B型による小流行と見られる。これとは別に同省が学校での休校、学級閉鎖の状況などをまとめたインフルエンザ様疾患発生報告・第19週(3月23~29日)によると、この週の新たな休校、学年閉鎖、学級閉鎖はシーズン入りの第1週以来初めてゼロとなった。