厚労省 インフルエンザでAH3型ウイルス4146件
公開日時 2003/04/15 23:00
厚生労働省は4月15日までに、感染症週報03年第13週(3月24~30日)を発表。今シーズン検出が報告されたウイルスのうちAH3型の流行のピークは第2週(1月6~12日)、3週(1月13~19日)で昨シーズン(第6週)より早く、第13週までに4146件の検出報告があったことが分かった。このうち、N型分別した228件はすべてN2型だった。一方、B型ウイルスは第2週から増加しはじめ、第6週がピーク(230件)。第7週以降は、B型がAH3ウイルスを上回り、第13週までに1478件の報告があった。AH1型ウイルスの報告はこの週までになかった。患者数はこの週も大きく減少し、定点当たり報告数は前週の7.10から4.14になった。ただ、秋田(15.25)、山形(10.02)、福井(13.31)、鳥取(13.14)、山口(15.83)、佐賀(11.59)の6県では10を超え、流行の余韻が残る3月上旬以前の全国の水準にとどまっている。